【キャンベラ7日】 支持動向が注目されていた無所属議員3人の態度が明らかとなり、2人の支持を得た労働党が76議席、1人の支持を得た保守連合が74議席となり、過半数を得た労働党が政権を握ることとなった。
8月21日に行われた連邦総選挙では、どの政党も過半数を得ることなく、70年ぶりのハング・パーラメント(膠着状態となった宙ぶらりんの議会)となり、労働党と保守連合による無所属議員の取り込みが激しく行われていた。
7日に、鍵を握る無所属議員3人が支持陣営を発表するとしていたが、3人の支持が分かれ、トニー・ウインザー議員とロブ・オークショット議員が労働党を支持、ボブ・カッター議員が、自由党と国民党による保守連合を支持した。
連邦総選挙では労働党は72議席だったが、グリーンズと無所属議員各1人の支持を得て74議席となり、7日の2人の無所属議員の支持を得て過半数を確保、ギラード首相が政権を継続することになった。