【キャンベラ12日AAP】 ギラード首相は、ラッド元首相を外相に任命したことについて、ラッド氏が外交政策を支配することはないと述べた。ギラード氏は内閣の役割を強調し、「外交政策には政府がチームとして取り組む。当然ながら、内閣が関与することになるだろう。そして、そのリーダーはもちろん私である」と主張した。
ラッド氏は、首相のときに外交問題のほとんどを管理していたことから、今回ラッド氏が外交問題を取り扱うことによって自身の力を強化するための基盤づくりをするのではないかとの憶測が飛び交っている。ギラード氏は、国際的な外交の多くは首脳レベルで行われるが、外相も「大きな役割」を担っているとした。さらにギラード氏は、ラッド氏の過去の外交手腕を称賛し、ラッド氏は外交政策において多くの専門知識を持っており、元首相としても尊敬に値する人物だとした。