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「殉職警官の銃弾は同僚のもの」

【シドニー14日AAP】   今月1日、シドニー南西部バンクスタウンのアパートで違法薬物の捜索のために警察による家宅捜索が行われた際、部屋にいた男らと銃撃戦になった末、ウィル・クルーズ巡査が首に銃弾を受けて殉職した事件に関して、警察は14日、この銃弾は別の警察官が放ったものであることが分かったと述べた。

警察の発表によると、現場でまず発砲したのは、現在出廷中のフィリップ・ニュンエン容疑者(55)で、この銃弾はクルーズ巡査の左腕に当たった。同巡査はニュンエン容疑者に向け3発発砲したが、応戦するために別の巡査が放った銃弾がクルーズ巡査の首に当たりこれが致命傷となった。警察は、発砲した巡査の名前は公表しないとしている。

この家宅捜索では、ニュンエン容疑者の他にも27歳男が逮捕された。ニュンエン容疑者は殺人未遂罪など6件の罪で起訴された。いずれの容疑者も16日、バーウッド地方裁判所に出廷する。

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