【ダーウィン15日AAP】 NT準州アリス・スプリング北西部にあるイェンドゥム・コミュニティーで14日午後4時ごろ、ここに住む2家族の諍い(いさかい)が最高50人を巻き込む暴動に発展。警察は、道路を閉鎖するなどし、現場近くには近づかないよう市民に呼びかけている。
現場では、約50人が鉄棒や槍(やり)、ヌラヌラと呼ばれる先住民の狩用の棒などを持って暴れていたという。5人が負傷、住宅1件及び車両5台が放火された。
警察によると、元々この2家族は不仲だったが、最近同コミュニティーで男性が死亡したことや2人逮捕者が出たことなどが要因となり、今回の暴動に発展したとみられている。警察は「まだ逮捕者は出ていないが、複数の人物の特定はできており今後も捜査が続けられる」と述べた。