【キャンベラ20日】 シドニーのビラウッド移民勾留センターに収容されていたフィジー人の男性(36)が20日午前10時ごろ死亡した件で、難民サポート団体の「Refugee Action Coalition」は、男性は近々送還される予定だったことから、自殺したとみられているとした。
同団体のスポークスマン、リントール氏は「今朝、ビラウッド勾留センターから送還される予定だった男性が死亡したことで、勾留センターには混乱が生じた。勾留センターの内部情報によると、男性の親戚が手錠をかけられ、警察に連行された」と語った。
移民省は男性がフィジーに送還される予定だったことを認めたが、検死前に死亡原因を発表することは早すぎると語った。「男性が死に至った状況はまだ明らかになっていない。送還は通常の手続きだった。悲劇的な結果となった」と移民省スポークスマン。NSW州警察は死亡原因について調査を実施している。また、民間のセキュリティー会社で勾留センターを管理するSercoは、今回の件に関する報告書を作成するように求められた。