【パース24日AAP】 今年5月6日にパース郊外のワトルグローブの交差点で起きた、スクールバスとトラックの衝突事故で、事故を起こしたトラック運転手だと供述していた男が、実は虚偽の証言をしていたことを認めた。
この事故では、スクールバスに乗っていた児童や運転手など21人が負傷し、うち9人が病院に搬送された。トラック運転手は現場から逃走したが、後になってタイ・アロン・ベイカー被告(32)がトラックを運転していたとして警察に起訴された。しかし、今月24日に行われた裁判で、ベイカー被告は自分が事故を起こしたトラック運転手ではなかったことを認めた。被告は雇い主との同意の上で虚偽の証言をしたという。
実際に事故発生時にトラックを運転していたのは、アゴスティノ・ファザリ被告(32)で、同被告は司法妨害未遂罪や無許可運転、停車や事故報告を怠った罪などで起訴された。ベイカー被告は11月12日にWA州地方裁判所に、ファザリ被告は11月16日にミッドランド治安判事裁判所にそれぞれ出廷する予定。