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「チリの鉱夫たちには辛い経験だ」

【シドニー13日AAP】   南米チリの鉱山で起こった落盤事故で地下に閉じ込められている33人の作業員の救出活動開始が目前に迫っている中、2006年に発生したTAS州の鉱山事故で、やはり地下に閉じ込められ救出された元作業員、ブラント・ウェブさんとトッド・ラッセルさんが語った。2人は「1人ずつ救出されていくのを見るのは残されたものにとっては辛い経験だ」と話した。

ウェブさんとラッセルさんは2006年、TAS州にあるベーコンフィールド金鉱で発生した事故で、2週間地下に閉じ込められた経験を持つ。

ラッセルさんは「33人も閉じ込められているんだ。救出されるのは1人ずつで、引き上げまでに20分かかる。救出を待っている者は辛い思いをするだろう」と話した。またウェブさんも、「地上で待っている家族も精神的に相当参っているはずだ。地下に2カ月も閉じ込められ、作業員たちの団結は強固なものになっているだろうから、1人ずつ救出されていくという状況は、やりきれないと思う」と述べた。

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