【ブリスベン3日AAP】 ブリスベンのブヤパ公園に3日、先住民の長老らやパフォーマーたちが集まり、歴史的な「マボ判決」の26周年の記念日を祝った。
1982年にヨーロッパ人の土地所有方法に異議を唱えた先住民の社会運動家だったエディ・マボ氏らが訴訟を起こしていたが、1992年6月3日の連邦最高裁の判決で、オーストラリアはテラ・ヌリウス(誰もいない空白の土地)ではないと判決が下され、 その後先住権原(Native Title)の制定が行われた。
マボ氏は判決が出る6ヶ月前に死亡している。
この判決により、オーストラリアには先住民族が何千年にもわたり居住しており、土地所有権や法律、慣習を有する権利があると初めて正式に承認された。