【シドニー17日AAP】 NSW州警察が、家庭内暴力や虐待を繰り返す男性のデータリスト作成を検討している。
警察と裁判所は急増する家庭内暴力事件に対応するため、「シェイム・リスト(不名誉リスト)」と呼ばれるデータベースを作成することで、数千人もの再犯者を追跡して新たな虐待事件を防ごうと考えている。昨年は、夫やパートナーから暴行や威嚇を受けた女性の数が2万人以上に上った。表沙汰にならない事件もあるため、実際の数はこれをさらに上回るとみられている。
警察は現在、再犯者をリストに登録する計画を進めており、3回以上暴行罪で有罪となったり、AVO(暴力停止命令)を受けた者が登録されるという。このデータベースは一般市民には公開されず、警察、裁判所、オンブズマンなどの監視機関が使用することになる。