【ブリスベン24日AAP】 サンデー・メール紙は、QLD州民の水道料金が高騰している中、水道会社のCEOらの年収が大幅にアップしたと報じた。同紙によると、SEQ Water Grid ManagerのCEO、デニエン氏の給与が最も高く、年収は12万ドル増の46万ドルだったという。一方、家庭の水道料金は毎年300ドルほど強制的に値上がりしている。
QLD州野党党首のラングボローク氏は、州の官僚たちに高額な給与を支払うために州民が高い水道料金を支払っていると非難した。「この10年という長い間、労働党は水資源の管理について何の措置も施さず、今では異常な状態に陥っている。トラヴェストン・ダムに繋ぐ予定だった送水網に90億ドルを浪費し、さらにミスで6億ドルの損失を生んだ。その後、水資源を管理するための官僚体制を構築したが、結局、国民にそのつけを払わせているだけ」とラングボローク氏。
一方、ロバートソン自然資源相のスポークスマンは、CEOの給与は自主的に見直されており、他州の水道会社のCEOの給与とそれほど変わらないとしている。