【ウルル・NT26日AAP】 1985年にNT準州にあるオーストラリア最大の観光地のひとつであるウルル(通称エアーズロック)が地元の先住民に返還されて今年で25年となる。26日、ウルルでは、日本人を含む海外旅行者や地元先住民など約500人が見守る中、記念式典が催された。
1985年10月26日、オーストラリア政府はウルルとその一帯を先住民アナング族に返還。同族とリース契約を結び、この地域を「ウルル・カタジュナ国立公園」として共同で管理を行っている。
式典では、祝辞などが述べられると共に、今後は観光客に対し、「エアーズロック登山」を目当てとした観光プランではなく、地元の人々との文化的交流を深める機会をもっと提供するよう方向転換することも強調された。