【ブリスベン28日AAP】 友人の経営する企業に便宜を図る見返るとして、8年にわたり賄賂を受け取っていたゴードン・ヌッタル元QLD州大臣(57)に対して、ブリスベン地方裁判所は27日、収賄及び偽証罪で有罪判決を言い渡した。刑期は来月、言い渡される。
ヌッタル被告は、1998年10月から2006年4月までの間、当時、労使及び保健大臣だった地位を利用して、友人であるブレンダン・マッケナリー氏の経営する会社が政府と業務上契約を締結できるよう便宜を図る見返りとして賄賂を受け取っていたとされており、受け取った額は15万ドルに上るとされている。
この日の裁判を傍聴していたヌッタル被告の娘、リサ・アダムさんは「もし父が有罪なのであれば、何故、マッケナリーは罪に問われないのか」として、ヌッタル被告の無実を訴えた。アダムさんによると、マッケナリー氏は、裁判で証拠を提出することで起訴を免れたと述べた。