【シドニー4日AAP】 日本による南極海での捕鯨シーズンを目前にして、シドニーのダーリング・ハーバーでは5日、「世界反捕鯨の日」のイベントが行われる。イベントの中では、光線と音響効果を用いて、殺されるためだけに海面に浮かび上がるクジラを映し出す。
国際動物福祉基金(IFAW)によると、現在、捕鯨活動を行っているのは日本、アイスランド及びノルウェーの3カ国。うち日本は、今シーズンの南極海での活動で、ミンククジラ900頭、ナガスクジラ50頭、ザトウクジラ50頭以上の捕獲を目標にしているという。IFAWは、「捕鯨活動の廃止まであともう一歩というところまできている。日本の捕鯨船は今月末にも南極海に向け出港するとみられているが、継続的に圧力をかけることで、彼らの活動をやめさせたい」と述べた。