【シドニー14日AAP】 暴行事件の容疑者宅を訪問した警官が刃物で襲われた際に、胸に入っていた警察手帳が防御し、九死に一生を得るという出来事があった。
事件があったのは13日午後8時ごろNSW州南部沿岸部オースティンマーの住宅で、警察官は暴行事件の容疑者とされる39歳男から事情を聞くためにこの住宅を訪問したが、男は家の中に逃げ出てくるのを拒否。警察は網戸越しに話しかけていたが、そのとき中にいた男が刃渡り30センチのナイフを持ち、警察官の胸を刺した。ナイフは警官のシャツを突き破り、左ポケットに入っていた警察手帳を貫通したものの体には到達しなかった。男はその後、立てこもりを行ったが、午前1時に警察が住宅に突入。男は床下に隠れていたという。
逮捕後、保釈申請を却下された犯人は21日、ウーロンゴン保釈裁判所に出廷した。