【メルボルン1日AAP】 日中の灼熱の暑さと夜の雷雨の予報にも関わらず、メルボルン市内には大晦日の祭典に巨大な群集が押し寄せた。当初夜間の雷雨が予報されたため、25万6000ドル相当の花火ショーのキャンセルが懸念されたが、当日はさわやかな晴れの天気となった。
深夜12時の花火を見るために市内に集まった観衆の数は48万人と推定される。花火はビルやアートセンターなど市内の15箇所に仕掛けられ、盛大な祭典を彩った。また、9時15分のファミリー向け花火ショーの観衆は4万5000人で、昨年の2倍を記録した。
当日のメルボルン市内の気温は41度、ジーロングで42度の猛暑となったが、午後9時には30度以下に下がり、深夜には26度となった。メルボルン市の広報担当は、2つの花火ショーは天候の影響を受けず滞りなく行われたと語った。
警察では50万人の観衆に備え、アレクサンドラガーデンズとウォーターフロントシティ・ドックランドに暫定警察署を設置し、制服警官や私服警察による市内パトロール、交通警察による列車、トラム、鉄道駅のパトロール、水上警察によるヤラ川やビクトリアハーバーの定期パトロール、また飲酒運転の取り締まりも行われた。警察によると、12時の時点で、メルボルン市内で大きな事件の報告は受けていないという。