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死ぬ前のドナー登録はわずか3割

【シドニー2日AAP】   臓器提供者のうち、死ぬ前にドナー登録をする人はわずか30%だったことが判明し、連邦政府は今後、ドナー登録の促進を強化する姿勢を示した。

プリバースク保健福祉相は、ドナーの家族に「辛い」決断をさせないように、至急対策を講じなければならないと語った。「今後、医師は移植を待つ患者の命を救うために、亡くなった方の家族に臓器提供の許可を求めることになる。しかし、家族は非常に辛いときに臓器提供するかどうかを決定しなければならず、本人が事前に臓器提供の意思を家族に告げて、ドナー登録をしていれば、家族はより簡単に決定を下すことができる」とプリバースク氏。

オーストラリアは依然として世界的にドナー登録数が少なく、昨年7月、医師はドナーになれる人の基準を下げ、今後は喫煙者、飲酒者、高齢者の健康な臓器が移植される可能性がある。

 

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