【シドニー7日AAP】 エジプト北部アレクサンドリアにあるキリスト教コプト派の教会で起きた21人が死亡した爆弾テロに関連して、警察は6日夜、クリスマス・イブのミサが行われているシドニーにある複数の同派の教会に対して、爆弾処理班やヘリコプターを出動させ警備を強めた。
シドニー南部アーンクリフに住む人によると、同地域にあるコプト派教会の上空では警察のヘリコプターが旋回し、スポットライトを地上に当て警備を行っていたという。また、700人の参列者が見込まれていたシドニー西部ギルフォードにある教会周辺でも警備が行われた。
結局、同日はいずれの教会でも何事もなくミサを終えることができたが、通常では行われるミサの一部やその後に振舞われる食事会などがキャンセルされ、参列者はミサが終了すると速やかに帰宅することを余儀なくされたという。
情報筋によると、シドニー西部マウント・ドゥルイットやパンチボウルなどシドニーに点在する複数の同派の教会が脅迫を受けているという。