【ブリスベン７日AAP】　　QLD州の洪水で押し流された数千頭にも上る牛を捜索する牧畜業者にとって、「口伝え」による伝達が最も重要だという。

荒れ狂う流水に押し流され何キロも下流に移動した牛、水の中の島に避難した牛、また単に倒れたフェンスを乗り越えて他の場所に移った牛もいる。「クリーンスキン（焼き印のない）」の牛もおり、群れは近隣の牛と混じり合った状態。また牛だけでなく、馬、羊、豚などの多くも移動している。

QLD州警察は、「口伝えは、家畜を所有者の元に戻すために有効な手段。自分の家畜が行方不明である場合、また「見知らぬ」家畜を発見した場合は、その貴重な情報をできるだけ多くの人に伝えるように」と呼びかけた。

警察によると、焼き印を押された動物を見つけた場合、インターネット上のQLD州ブランド・データベースや、全国家畜識別制度を利用して所有者を特定できる可能性がある。また、家畜の盗難に関する苦情を調査するため、不審な行為または違法行為を報告するよう呼びかけている。