【シドニー9日AAP】 NSW州食品局は消費者に対し、心臓発作や脳卒中を引き起こすリスクを増大させるといわれるシブトラミンが含まれている輸入食品、「痩せる」コーヒー、紅茶、チョコレートを摂取しないように警告を発した。食品局は、夏に向けて痩せたいと考える人がこのような商品を購入する可能性が高いと懸念を示した。
シブトラミンは処方箋薬で、臨床試験の結果、肥満の人が摂取すると心臓発作や脳卒中を引き起こすリスクが高まることが判明し、販売が禁止された。
食品局はこの数カ月で1万5000種類の「痩せる」食品を押収しており、その大部分が中国から輸入されたものだった。押収された食品は安全性の基準に達しているか現在調査されている。
ワン第一次産業相は「新年が始まり、善意で溢れている人ばかりだろうが、もしうますぎる話があれば、それはきっと本当ではないだろう」と語った。