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QLD州洪水災害の調査委員会設置

【ブリスベン17日AAP】   ブライQLD州首相は17日、今回発生した史上最悪の洪水災害を調査するため、独立調査委員会を設置した。調査では約1500万ドルが使用され、委員会は王立委員会の全権限を持つことになる。8月には中間報告が行われ、最終的な報告は1年後に発表される予定。

ブライ氏は「被害規模やこの4週間で味わった悲劇を考えると、この件は徹底的に法医学的に調査されるべきであり、その結果、我々はなぜこのような事態が起こったかをより深く理解することができる」と語った。また、ブライ氏は洪水被害による死者が20人に達したことを発表し、「不幸にも災害で命を落とした方々に敬意を示し、この災害から教訓を得なければならない」と語った。

独立調査委員会は、洪水発生時の関係当局の対応や管理、サービスの復旧、ウィヴェンホー・ダムやサマセット・ダムの放水戦略に関する問題について調査する予定。また、ロッキャー・バレー地域で発生した事態に関連する予報や警告システムの適切性に関しても調査される。

ブライ氏は「この調査では、被害を受けた人々の声にも耳を傾ける予定で、調査の中で挙げられた多くの質問に対して回答できるよう、また将来このような災害が発生した際、脆弱な部分を減少させるように最善の努力を尽くす」と述べた。

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