【キャンベラ24日AAP】 12月15日にクリスマス島で難民船SIEV221が岩場に衝突して大破し、乗船していた難民認定希望者のうち少なくとも30人が死亡した件に関する中間報告が24日に発表され、当時、税関・国境警備局は適切に事故の対応を行っていたことが明らかになった。事故後、難民認定希望者42人の生存が確認されたが、その他の行方は分かっていない。
今回の報告で、税関・国境警備局は当時、難民船がインドネシアを出港し、クリスマス島を目指しているらしいという情報を持っていなかったことが分かっている。税関・国境警備局の責任者であるカーモディー氏は「職員らは自らの命を危険にさらし、41人を救出しようとした。HMAS PirieとACV Tritonの乗組員らは称賛されるべき」とし、「中間報告で困難な救助にかかわった職員の勇敢な努力が高く評価され、うれしく思う」と語っている。