【メルボルン6日AAP】 2009年2月7日にメルボルンで大規模な山火事が発生し、大きな被害をもたらした「暗黒の土曜日」が2周年を迎えた6日、生存者と遺族らによって厳かに追悼式が執り行われた。約400人がフェデレーション・スクエアの集会施設に集まり、「Remember, Reflect, Hope」というテーマでセレモニーが行われた。
ジム・ピルマー師は参列者に対し、我々はこの日を記憶しておくために集まっているのではなく、山火事の被害に遭った人々を思い出すために集まっているのだと話した。「173名の友人や家族が命を落とし、414名が負傷、さらに多くの人々がいまもなお火事の影響を受けている」とビルマ―師。
山火事で家を失ったキングレイクの住人、ブレーキ―さんは当時、倒壊する家を横目に火の中を逃げたという。ブレーキ―さんは「多くの人にとってこの記憶はいまも鮮明に残り、著しく影響を受けている」とし、追悼セレモニーは厳かに行われるべきと語った。