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サイクロンでコアラが食糧危機

【ブリスベン6日AAP】   サイクロン「ヤシ」の影響でQLD州マグネティック・アイランドのユーカリの木の葉が大量に落ち、この地に生息するコアラは十分な食糧を得られず、苦しい状況に陥っている。

バンガロー・ベイ・コアラ保護区のゴードンさんは、ユーカリの葉が再び芽を出すまでの約1カ月間はコアラにとって厳しい食糧難が続く可能性があるとした。ゴードンさんはサイクロン発生後にパトロールをしていたとき、11月にマーリン・バーのたる木で救出したオスのコアラを発見した。ゴードンさんは「サイクロンの中で彼は必至に木にしがみついていたのだ。次の日、彼は同じ木の上で葉を探していた」と話した。

「葉が再び成長するまでの期間、コアラは食糧の葉を求めて民家の庭に侵入するかもしれない。コアラはほかの動物と異なり、脂肪を体内に蓄えることができないため、長期間食べずに過ごすことができない。3、4日間食べなければ健康に問題が生じる可能性がある」とゴードンさん。

 

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