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SYD、MEL空港 「利益独り占め」

【キャンベラ7日AAP】   オーストラリア競争・消費委員会(ACCC)が09年~10年度のアデレード空港、ブリスベン空港、メルボルン空港、パース空港、シドニー空港に関する報告書を発表したところ、航空会社はシドニー空港のサービスに満足しておらず、またメルボルン空港の駐車場に関して懸念を示していることがわかった。

ACCCのサミュエル会長は、シドニー空港は最近、サービスの向上を強化したにもかかわらず、航空会社はここ数年間シドニー空港の特に国際ターミナルでのサービスに不満を示しているとした。

「乗客はサービスに比較的満足しているようだが、航空会社はここ数年で大幅な改善は見られていないと認識している。確かに、航空会社にとって重要なチェックインデスクの数などについては改善がないようだ。それに比べ、ほかの空港は航空会社のニーズへの対応が素早い」とサミュエル氏。シドニー空港はほかに競争相手がいないことでその恩恵を受けているという。

一方、メルボルン空港の駐車場では、競争相手を減らすことで、メルボルン空港が所有する駐車場の需要を増やし、利用者に高い料金を課している。その結果、利益を独り占めしている状況になっている。

 

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