【シドニー19日AAP】 オーストラリア防衛軍基地で、貧弱なセキュリティが原因で、暴走族やテロリストなどの組織的犯罪グループが侵入している可能があることが明らかになった。
フェアファックス各紙によると、豪防衛軍では少なくとも2008年以降、基地のセキュリティに関する警告や欠陥修正の勧告などへの対応が十分されていないという。2009年には、米海軍が船舶の安全な入港について疑問を示した。
防衛軍や警察は、少数の防衛軍関係者の中に暴走族に属する者がいることや、2008年に海軍職員が東南アジアから銃を密輸した事件などの主な問題点を明らかにしており、基地や船舶などの軍施設の脆弱性に関する徹底的な調査が必要だという。