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ワニに襲われた少年 生存は絶望的

【ダーウィン21日AAP】   ダーウィンから東へ約400キロにあるミリンギンビ島の小川で20日朝、兄弟と遊んでいた14歳の少年が体長2メートルのクロコダイルにかまれ、その後川に引きずり込まれた。同日、ヘリを使用した大規模な捜索が実施された。

NT準州警察のブラム警視は「クロコダイルを見つけることができれば、捜索範囲を絞りたいと思う。少年の生存に対する希望は常にあるが、その可能性は低い」と語った。同州のレスポンス・グループのメンバーによると、潮流と先週の大雨の影響で捜索活動は難航したという。21日も捜索は夜通し続き、翌日22日の午後も引き続き行われる。

ブラム警視は、人々はクロコダイルの危険性を軽視している可能性があるとし、「川底が見えなければ、そこに何がいるかわからない。その場合は泳ぐべきでない」と語った。

2009年には、ブイオニー・グッドセルちゃん(11)がブラック・ジャングル・スワンプで友人と泳いでいたところ、体長3メートルのクロコダイルに襲われ死亡しており、今回の事故でクロコダイル狩りが再度検討されることは間違いない。長年の間、皮をとるためにクロコダイル狩りが行われ、1971年までにその数は約3000匹に減少した。天然記念物に指定されてからは、NT準州では住人2人に対して1匹の割合で危険なクロコダイルが生息するようになった。

 

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