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メルボルンの病院 医療ミス多数発覚

【メルボルン7日AAP】   ジ・エイジ紙は、メルボルンの王立子ども病院の医師レシュマ・サイラスさんとジェームズ・ティブボールズさんが集中治療室(ICU)のスタッフと患者の管理体制に関する調査で多数の医療ミスが発生していることを公表したと報じた。

調査の結果、患者165名に対して405件の医療ミスが発覚し、そのうち28%が医学的処置を必要とするミス、あるいは高度障害や死につながる深刻なミスに分類されたことが判明した。一方、176日間におよぶこの調査で、自己申告によって発覚した医療ミスは患者100名に対して166件だけだったという。また、そのほとんどが深刻度の低いものだった。

雑誌「Quality and Safety in Health Care(医療の質と安全性)」に掲載された今回の報告書では、医療ミスの結果、子どもが死亡したかどうかは明示されていない。

医師は、スタッフへのインタビューや患者への治療結果を調査するほうが、自己申告制よりもより効率的だと主張した。

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