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豪版「極道の妻」に殺人の有罪判決

【メルボルン9日AAP】   義弟を殺害した罪に問われていたオーストラリア版「極道の妻」ジュディ・モラン被告(66)に対する裁判が9日、VIC最高裁で開かれ、有罪判決が言い渡された。同被告が裁判所を後にする際、報道陣に向かって微笑みかける場面もみられた。

モラン被告は2009年6月、共犯者のジェフリー・アーモー被告を自分の車に乗せ、カフェにいた義弟のデス・モランさんをアーモー被告に射殺させた上、現場から逃走したとされている。モラン被告は、亡くなった夫でデスさんの兄であるルイスさんが残した多額の遺産に絡んで、デスさんとの間に障壁があったという。アーモー被告は、デスさんを射殺した見返りとして7万5000ドルの高級車をモラン被告から受け取ったとされている。

モラン被告の裁判では、陪審員が評決に達するまでに時間がかかりすぎるとして、同被告側は「最後のあがき」として陪審員の交換を求めていたが、裁判長はこれを無視し、陪審員に対して評決までの期限延長を何度か行った。形の内容は今後言い渡されるが、終身刑になる確率が高いとみられている。

モラン被告の2人の息子及び2人の夫は、ギャング間の抗争の末、射殺されている。

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