【シドニー16日AAP】 シドニー北部郊外のポート・スティーブンで、海でウェークボードを楽しんでいた女性がサメに襲われた。女性は重傷を負ったものの命に別状はない。
地元のレジャー会社で働くリサ・モンディさん(24)は16日午後、友人らとともにウェークボードをしていたところをサメに襲われたもの。サメはモンディさんの左腕の骨まで達するほど深くかみつき、ほぼ切断状態だったという。顔や肩、首などに重傷を負い一時は深刻な状態であったが、午後5時半までには容態が安定した。
モンディさんはダイビングなど海でのアクティビティの大ファンだという。友人は「彼女はサメをとても愛していた。海は彼らの領域だから共有しなければならない」と話した。
ポート・スティーブンスは、シドニーから約2時間のドライブで行けることもあり人気の観光地。魚釣りも人気だが、その周辺海域はサメが出没することでも知られている。今回の事故があった同地域北部のジミーズ・ビーチでは、2007年にもサーフィンをしていた男性が全長2メートルのサメに襲われた。