【メルボルン1日AAP】 VIC州政府は1日、同州へのGST(物品・サービス税)の歳入削減が実施された場合、今後4年間で州の医療制度は約7億ドルの損失を被るだろうと発表した。州政府は現在、連邦政府に対し、GSTの各州への分配方法の見直しが終わるまでは、この削減決定を保留するように働きかけている。
連邦交付金委員会は先月、連邦政府が11/12年度のVIC州へのGST資金供与額を、5億ドル削減することを推奨した。これは4年間で25億ドルに相当し、州住民一人当たり年間88ドルとなる。
デービス州保健相は、州予算の最大30%が医療分野に向けられていることから、GSTの歳入減は州の医療制度に劇的な衝撃を与えるだろうと述べた。