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連続脱走犯は特例 SA州野党

【アデレード8日AAP】   警察に拘留中の男が数週間の間に2度も脱走を図った事件について、SA州の野党は、刑務所制度での特別待遇を正当化するものだと語った。一方、刑務執行当局の広報官のスチーブンズ氏は、この脱走劇は同州における脱走発生率がオーストラリアで最も高いことを浮き彫りにする事件だと述べた。

脱走犯のドリュー・グリフィス(33)は、今年3月の最初の脱走で負ったけがのためにロイヤル・アデレード病院に入院中だったが、7日に同病院の警備員を刃物で刺して自動車の乗っ取りを試み、2度目の脱走を図ったとされている。

スチーブンズ氏によると、SA州では2009年7月以降に脱走事件が5件も発生しており、同州の刑務所職員は、政府からの資金援助やその他の支援を渇望しているという。

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