【キャンベラ9日AAP】 連邦政府による労働安全衛生にかかわる諸法の整合化の結果として、不要な官僚的形式主義が産業界の負担となっていると、連邦野党が批判した。
野党の職場関係広報担当官のアベッツ議員は、連立野党が変革自体は支持しているものの、これに関連した法規制が産業界に困難をもたらしかねないと語った。また同氏は、「その複雑さのせいで、余計な費用と余計な負担、そして混乱が生まれるだけだ。結果的には、労働者の安全性や生産性の向上にはつながらず、産業界にとって余分な負担となりそうだ」と述べた。
一方、エバンス職場関係相はこの野党の見解を否定し、「オーストラリアのどこで事業を経営しようとも、遵守しなければならない一連の労働安全衛生法が成立することになる」と語った。