【メルボルン10日AAP】 VIC州では、鉄道駅の安全強化のために新たに武装警備官を配備する計画が州政府によって進められている。同警備官には、鉄道網上で問題行動を起こす者を逮捕できるだけの警察並みの権力が与えられると報告された。
メルボルンの日曜新聞『サンデー・エイジ』紙によると、半自動式小銃や催眠スプレーを携帯した940人の警備官が新規登用される予定だが、この動きに市民的自由の擁護者や警察は警戒を示している。警察組合は、州政府がこの準警察官を新設することで、警察活動の質が低下する恐れがあることに強く懸念していると述べた。
また同紙は、警察官よりも研修期間の短い警備官には、生死に関わる瞬時の決定を下したり、薬物使用者や精神病患者に対応するだけの十分な態勢が整っていないと報告した。