【メルボルン3日AAP】 VIC州で昨年起こったトラックが関連する交通死亡事故のほとんどは、トラックドライバーの過失が原因ではないということが分かった。
VIC州警察が行った調査によると、同州では2010年度にトラックの交通死亡事故48件があり、56人が死亡した。そのうち65%の事故の原因はトラックドライバーの過失によるものではなかったという。
この結果から警察ではドライバーたちに、トラックの近くを運転する際は、「トラックと自動車のブレーキ能力は異なるので、トラックの前をできるだけ横切らないことや、トラックドライバーの死角になるところを長時間走らないこと。また、車線変更の際はバックミラーにトラックの両方のヘッドライトが映っている距離まで離れること」などを注意するよう呼びかけている。
警察は3日から1ヶ月間、大型車両を対象に、疲労、スピード、薬物、無登録車両などの取締りを行う。