【シドニー24日AAP】 中東における国防軍の主要病院で、外科手術機器の殺菌が適切にされなかったため、イラクに出征していたオーストラリア軍兵士たちがHIVや肝炎などの血液を媒介とする疾病にさらされている危険があるという。フェアファックス紙によると、安全基準が守られなかったのは、アルミンハッド空軍基地で2009年2月から2010年8月までの19ヶ月間の期間。
国防軍の覚書には、このような疾患は稀であり、兵士は肝炎のワクチン接種を受けているため、感染リスクは低いとしながらも、任期終了後の医療検査を受けていない兵士は医師等に連絡すべきだと主張している。
アレキサンダー国防軍外科総長によると、医療システムの内部手続きの問題は対処済みであり、今後の再発を防ぐための措置もとられたという。