【シドニー4日AAP】 NSW州の中央海岸部の炭鉱で3日、作業中の事故で男性(52)が死亡した。この事故の調査のため、現在同鉱は閉鎖されている。
死亡した男性は同日午後3時30分ごろ(豪東部標準時)、坑内で作業していたところ、石炭の壁面が崩れ落ちて下敷きとなった。救助隊が約40分かけて男性を地上まで運び出し、救急車に担ぎ込んだが、ワイオン病院に搬送中に男性は死亡した。
同州の第一次産業省の調査官が現在調査を行っているため、炭鉱は閉鎖されている。同省の広報担当官によると、目撃者や他の炭鉱員に事情聴取を行っているが、事実関係が明らかになるには少なくても1週間はかかるという。
全豪鉱山労働者組合のグラハム・ケリー広報官は、「男性のご家族やご友人、そして同僚の皆様にお悔やみ申し上げます」と追悼の意を表し、家族や同僚がこの悲劇から立ち直るために最善を尽くすと約束した。