【シドニー17日AAP】 連邦政府の難民政策について講演するためにNSW大学を訪れたボーウェン移民相が、講演の最中に大勢の抗議者から妨害を受けた。
ボーウェン氏が17日に同大学のケンジントン・キャンパス内の階段講堂に到着した時には、約30人の抗議者がすでに入口でスローガンを唱えて待ち構えていた。そのため同相はやむなく、通用口から講堂に入場。次に抗議者らは民間の警備員や警察官を押し分けて講堂上部の昇降口付近に侵入し、ハンドマイクや金属板で騒音を出し続け、同相の講演を妨害した。
抗議者らは「恥を知れ、ボーウェン」や「難民を解放しろ」と叫び続け、警察官や警備員によって室外に追いやられた後も、約200人の聴衆に聞こえるように抗議を止めなかった。