政治

ラッド氏、QLD党大会で「ひじ鉄砲」

【ブリスベン18日AAP】   今週末にブリスベンで開かれる労働党のQLD州大会で、有力な労働党員らがゲストスピーカーとして演説することになっているが、その中に前首相であり現在外相のラッド氏の姿はないようだ。この「ひじ鉄砲」で、同氏とギラード首相の間の一触即発の緊張状態が悪化する可能性がある。

演説者にはギラード首相やスワン財務相をはじめ、ブライQLD州首相などの著名な政治家がいる一方で、それほど有名ではないブリスベン市長候補のレイ・スミス氏の名前も。また今回の州大会は、ラッド氏が首相から降格してちょうど1年が経過した時期に当たる。

労働党のアンソニー・チズム州書記官は、ラッド氏に演説を依頼しなかった理由として、大会の「議事日程が完全にいっぱい」だからだと述べた。一方、ラッド氏の広報官も、同氏は労働党のQLD支部の一般党員として、喜んで大会に参加すると発表した。

しかし、ラッド外相とギラード首相との不和については、これまでにもその憶測が度々報道されてきた。同氏は17日にも、前日にギラード首相とののしり合いになったという報道を否定せざるを得なかったばかり。

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