【キャンベラ28日AAP】 最新の世論調査によると、ギラード連邦首相の支持率がアボット自由党党首のそれを遂に下回る結果となった。
28日発表のニューズポール調査結果によると、「首相にふさわしいのは?」という問いに対してアボット党首とギラード首相2人の比較では、41対39でアボット党首の支持率の方が上回った。今回発表されたギラード首相の低支持率は、キーティング首相以来の最低のものとなり、現代の歴代首相のなかでも最低。また、労働党対自由党の2党比較でも、自由党が55%で与党労働党よりも高い支持率を得た。
この調査結果を受けてアボット党首は「炭素税導入やラッド元首相と現首相の不仲、またグリーンズによる炭素税促進など、有権者は不満をつのらせている」と述べた。一方、スワン連邦財相は、野党による攻撃や炭素税導入などで、有権者の与党離れがあることを認めたが、「首相のリーダーシップはアボット党首のそれの比較にならないほど大きい」として、首相のリーダーシップの強さをアピールした。