【ブリスベン29日AAP】 25日、QLD州グレート・バリア・リーフで、スノーケリング・ツアーに参加した米国人男性がツアー主催者のミスで海に取り残されるという出来事があった。男性は、同じツアー会社のボートまで泳いでたどり着き難を逃れた。
イアン・コールさんは、ツアー会社「パッションズ・オブ・パラダイス」が主催するスノーケリング・ツアーに参加。マイケルマンズ・ケイでスノーケリングを楽しんでいたが、海から顔を出したところ、乗ってきたツアー会社のボートが見あたらないことに気がついた。うろたえたコールさんだが、近くにいた同じ会社のボートに泳いでたどり着いた。同社は、コールさんを積み残したスタッフを解雇処分とし、コールさんにはツアー代金の返金と200ドルのレストラン・バウチャーを渡したという。また同時に、QLD州海上保安局と職場保健安全局に報告した。
類似の出来事として、1998年1月、ポート・ダグラスでダイビングをしていた米国人トム・ロナーガンさんと妻のアイリーンさんは、やはりツアー会社のミスで海に取り残された。2人の捜索願が出されたのは2日後。遺体は発見されなかった。溺死したかサメの襲撃に遭ったとみられている。同夫妻の話は「オープン・ウォーター」という映画の元になった。