【ブリスベン30日AAP】 QLD州南東部で、死亡率の高い「ヘンドラ・ウイルス」に8人が感染した可能性があるとみられており、検査が続けられている。この中にはヘンドラ・ウイルスに感染し死亡した馬を診察した獣医も含まれている。
25日、ケリーにある家畜取引所で発症した馬は、翌日、馬主がビッダダッバにある自宅に連れて帰った後死んだ。この馬が接触したとみられている30頭の馬に対して検査が行われている。また、発症した馬に対して低・中レベルの接触があった人に対しても現在血液検査が行われていて、21日後に第2検査、6週間後に第3の再検査が行われる。
ヘンドラ・ウイルスはオオコウモリを自然宿主とし、馬から人へ感染発症することが分かっている。人の場合、これまでに7人が発症し4人が死亡しているため死亡率は高い。