【メルボルン5日AAP】 VIC州南部で5日午前、マグニチュード4.4などの2つの地震が発生したが、その余震がさらに予想されている。
M4.4の地震は同日午前11時32分(豪東部標準時)、同州南東部のコランブラ近くを震央に発生し、その揺れは、100キロ以上離れたメルボルンの中心地や南東部の郊外でも感じられた。また、2つ目の地震は午後12時37分にコランブラで発生。オーストラリア地球科学局(Geosciences Australia)によると、小規模ながらもメルボルン地区でその揺れが感じられたと報告されたという。
コランブラ・ホテルでパブを経営するトロイ・パターソンさんによると、地震の発生時にはゴロゴロと大きな騒音とともに、パブの建物が8秒ほど揺れたそうだ。「まるでトラックがパブに突っ込んできたようだった」という。また、メルボルン南東部のロウビル在住のカラさんは、「最初は窓が本当に大きくガタガタ鳴った。ここは風の強い地域なので、風のせいだと思った」が、「座っていたソファーが揺れだして、まるでプルプル揺れるゼリーか海の上に座っているかのようだった」と地震の体験を語った。
なお、地震による被害は現在のところ報告されていない。