【キャンベラ12日AAP】 最新の調査結果では、国民の野党支持が引き続き強まっている傾向にあることが明らかになった。しかしギラード連邦首相は、国の将来のために炭素税は必要であるとして、導入に対して国民の理解を得られるよう訴え続けるとした。
最新の「ニューズポール」調査結果では、労働党と野党連合の二党択一で58%の回答者が野党連合を選択。ギラード首相は適任であるとしたのはわずか38%、労働党の第1次支持率は27%と過去最低になった。首相の功績を認めるとした回答者は6月末の前回調査で過去最低となった28%から幾分回復し30%。また、首相を不満に思うとした人は前回の過去最高だった62%から59%へとこちらも少し回復した。
一方、野党のアボット党首は同調査結果において、ギラード首相と比較して「首相に適任なのは?」という質問で5%上回った。しかし本人は「調査結果は重要ではなく、何が我が国にとって大事かを見極めるのが大事。炭素税は悪影響を及ぼすだろう」と述べた。