【キャンベラ12日AAP】 コンサルタント業「マーサー社」は12日、「世界都市生計費調査2011年」結果を発表。世界で一番物価が高いとされたのは昨年に次いでルアンダ(アンゴラ)、2位は東京、次いでンジャメナ(チャド)となった。オーストラリアの都市に関しては、豪ドルの高騰で昨年よりも全体的にランクが高くなったものの、アジア太平洋諸国の他都市と比較するとその物価はまだ低いと評価された。
世界生計費調査は、5大陸214都市において住居費、交通費、食料、衣料、家庭用品などを含む200品目以上の価格を調査し、それぞれを比較したもの。ベース都市であるニューヨークの指数を100として調査対象の都市を比較している。
オーストラリアの各都市のランクはシドニーで14位(昨年24位)、メルボルンは21位(33位)、パースは昨年の60位から急上昇の30位。ブリスベンは31位(55位)、キャンベラは34位(74位)、アデレードは46位(90位)という結果だった。マーサー社は、オーストラリアは今後も技術系移民を多く受け入れることで国内の労働力を強化することができると述べた。
調査結果の上位10位までは以下の通り。
1位: ルアンダ(アンゴラ)
2位: 東京(日本)
3位: ンジャメナ(チャド)
4位: モスクワ(ロシア)
5位: ジュネーブ(スイス)
6位: 大阪(日本)
7位: チューリッヒ(スイス)
8位: シンガポール(シンガポール)
9位: 香港(香港)
10位: サンパオロ(ブラジル)