【ブリスベン15日AAP】 QLD州でサイクロンの被害を受けやすい地域の住民に向けて、今後の被害から自宅を守るための新たな住宅建設ガイドラインが発表された。
同ガイドラインは、半年近く前に同州北部を襲い、大被害をもたらしたサイクロン「ヤシ」の発生後に、ジェームズ・クック大学やCSIRO、建築家らの協力で開発された。構造的な圧力を緩和するために海岸線に垂直になるように壁を建設するなど、実用的なアドバイスを提供している。
ブライ首相は15日にタウンズビルで報道陣に対し、「ヤシの体験から学び、より強い家とより強いコミュニティーを確実に作っていきたい」と述べ、現時点では法的強制力はないものの、ヤシの被災地で家屋を再建する州民や、サイクロンの影響地域で家の新築を考えている州民に対し、ガイドラインへの準拠を呼びかけている。
ガイドラインは以下のホームページで入手できる。
qldreconstruction.org.au