【ブリスベン16日AAP】 QLD州では、ヘンドラ・ウィルスの感染が新たに2か所で発生しているようだ。そのひとつはブリスベンの競馬場のある付近だ。
同州バイオセキュリティー局は16日、ブリスベン北部のハービーベイの馬が、同ウィルスに陽性反応を起こしたことを確認した。またこれとは別に、ブリスベン北部のブーンダルの娯楽農場でも、感染が疑われた馬が処分されているが、その1回目の検査結果は陽性だった。バイオセキュリティー局では、感染確定には2回目の検査が必要としながらも、感染の可能性は高いという。
同州保健省のジャネット・ヤング博士は、ハービーベイの馬と接触した人はこれまでのところ4人だと述べ、接触者は数週間にわたって血液検査を受けることになるとした。しかし、全員とも低度からごくわずかの接触率だったと語った。
一方、感染の疑いのある馬を発見した場合について同博士は、「最善策は接触を避け、獣医に連絡すること」だとしながらも、「どうしても接触が必要な場合は、手袋、マスク、目の保護用具を着用し、傷口をすべて覆うこと」が大切だと助言した。