射撃をスポーツとして、より多くの学校に導入させようという少数党のシューター・フィッシャー党が、NSW州政府の支持を勝ち取った。
サンヘラルド紙の伝えるところによると、同党はライフルやピストルなどの小火器に対する厳格な登録制度の緩和や、国立公園内での狩猟禁止の終焉をはじめ、NSW州の650の公立・私立校で射撃をスポーツとして自由に選択できるようにすることを目標に掲げる。
現在のところ、射撃の授業を行っている学校は数えるほどしかないが、ギャラガー警察相は「体育の教育課程の一環として射撃を教えたい学校を支持する方法を検討する余地がある」と賛成の姿勢を示した。
一方、この動きについて銃砲規制を唱える団体などは、政府が敵対的な上院で法案を通過させるには、シューター党の2人の議員の支持が欠かせないためだとみている。