【シドニー19日AAP】 シドニー西部で、自宅にいた男性が押し入ってきた男4人に襲われ、ケーブル線で40回むち打ちされる事件があった。犯人の1人は逮捕され、家宅侵入罪や暴行罪などで起訴された。
報道によると、17日午前1時ごろ、シルバーウォーターにある自宅寝室で寝ていた男性(31)を男3人が押さえ込み、もう1人がケーブル線で男性の体に40回むち打ちした。男性は警察に対して「最近、イスラム教に改宗した」と話しており、男性が戒律に反して友人と飲酒をしたことに対して罰を受けたと述べた。
19日、バーウッド地方裁判所で、検察側は犯人の1人とされるトルガ・シフチ被告(20)について、「被害者による“一般的な行為”を被告は“イスラムの教えに反した”と判断したために犯行に及んだ」とした。同被告は、両親と警察署に訪問することと合計6万ドルの保釈・保証金を条件として保釈が認められた。
今回の事件についてシドニーのイスラム教信者は「オーストラリアに住むイスラム教信者は国の法律に準拠する義務があり、自分たちで裁きを行うとはあり得ない行為」と述べた。