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インフルエンザ大流行 昨年の4倍

【シドニー19日AAP】   国内では現在、インフルエンザが大流行しており、その件数は1年前の4倍だという。医師らは、手洗いをこまめにすることで予防になるとし、また発熱や悪寒などインフルエンザの症状が出た場合には横になって休むよう人々に呼びかけている。

「全国届出疾病監視システム」によると、今年に入ってから確認されたインフルエンザ件数は7931件。これは昨年1月から7月までの1989件の約4倍。今年5月のインフルエンザ発症率は200%以上とかなり高く、6月の発症件数は2454件、今月は既に1345件となっている。国内で特に発症率が高いのはNSW、QLDとSAの各州で、2009年の大流行で知られるようになったいわゆる「豚インフルエンザ」(H1N1型)とインフルエンザB型が最もよくみられるという。

非営利の「インフルエンザ専門家団体」では、今年のインフルエンザ大流行の要因として今年初頭に発生した洪水を挙げ、さらには降り続く雨で人々が室内にとどまり菌が蔓延したり、日光に当たらないためにビタミンD不足で免疫力が低下することもあると述べた。

同団体では、インフルエンザに感染する率が高いのは高齢者や妊婦、また心臓や腎臓、肺の疾患、またぜんそくや糖尿病患者とし、特に注意を呼びかけている。

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