【シドニー20日AAP】 ラッド外相は20日、来月1日あたりに心臓弁の交換手術を受けることを認めた。術後は2カ月間休養を取り、職務に復帰するとみられている。
ラッド外相は、幼少時にかかったリウマチ熱のために人工の大動脈弁を心臓に入れている。この心臓弁の取り替え手術は15年から18年に1度行う必要があるが、同外相が前回、この手術を受けたのは約18年前であるため、いわばルーティーン的なもの。主治医は「ラッド氏は今後も政治活動を続けていく意欲を示している。そのためにも今、じっくりと休養を取る必要がある」と話した。
主治医は、ラッド外相の手術はシドニーかブリスベンで行われるとした。また最近では、代替の心臓弁は人工のものから人間や動物(豚や牛、馬など)の細胞で再製されたものが用いられているが、外相の心臓弁にどれを用いるかは手術当日に決定すると話した。